[yamikin_qa_5_1.htm]
03/28/2023 06:45:31 更新

Q5.めぼしい証拠がありません。どうすれば・・・(>>前ページの続き)


貴方の話を聞いた警察官も、個人的には貴方の話を聞いて、「被害者だな」と思われる警察官の方が普通だと思います。

しかし、警察の職務として、個人的な感情や情だけで処理をすると言うようないい加減な事は当たり前ですが許されてはいないのです。
警察は、悪党を法の裁きを受けさせる為に捜査を行い、逮捕・検挙等を行うのが仕事のようなものです。
法の裁きを受けさせる為には、刑事裁判等の場でちゃんとした証拠を容疑者へ突きつけ、刑事裁判に勝って容疑者を犯罪者へと法的に認定させなければなりません。

日本国は民主主義国家であると同時に法治国家でもあります。
疑わしきは罰せずと言うように、確たる証拠が無いと悪党と言えど追い込めないのです。

もし貴方が闇金へ、銀行振込やATM等を介して返済等を行い、その振込伝票の控えが「電信扱い」の振り込みだった場合、例え伝票が100枚手元に残してあるとしても、それらは証拠能力が限りなくゼロに等しい、殆ど法的能力の伴わない証拠にしかならないのです。

電信扱いでは、相手の口座名義や口座番号の他、貴方がいくらいつ振り込んだか迄は伝票の控えを見れば誰でも解ります。
しかし、あと一つ、とても重要な要素が不足しているのです。 それは何か?

領収書を見ると、お金を何の為に支払ったのか? その目的が「但し書き」の所へしっかりと書かれていますよね?
例えば、「お食事代として」とか「タクシー代として」、「書籍代として」等と言う風にです。
これが大事なのです。

電信扱いの振り込みと言うのは、「任意扱い」なのです。
任意扱いと言うのは、貴方が相手に「自分から勝手にあげたような」と言うような扱いと同じとイメージされて下さい。

ですから、もし警察が貴方のその弱い証拠を盾に捜査を行い、悪党である容疑者を追いつめて、さぁこれから検挙だ!逮捕だ!と言う時に、容疑者を目の前にし、その時容疑者が「この金は貴方が見舞金や慰謝料でくれたものだ!」等とでも言う感じで適当に言い訳すれば、警察はもう民事不介入の原則があるだけに、そこから先には進めなくなるのです。
そうなればどうなります?
そこまで警察が人を動かし色々と捜査をしてきた事には、当然ですがタダではないので色々と経費がかかっています。これらは貴方や我々が納めている税金が使われているのです。血税です。
これらが無駄に終わるのです。

もしそうなると、今度は警察が検挙率が低下しただの、やれ血税が無駄になった等、県民・都民・道民等から叩かれたりして怒られる事にもなりかねません。
それ故に、警察も貴方の言う事は恐らく本当の事だろうが、肝心要の証拠が無いから動きたくても動けないと言うような状態になっているとイメージをすれば良いと思われます。

もし、ちゃんと領収書のような感じの、お金を誰にいくら、何の為に支払ったのか? これさえちゃんとしていれば、例え1円の被害金額でも警察は悪党の検挙に向けて捜査を開始したりして乗り出せるのです。貴方も被害者だと認定されてちゃんと被害届も出させてくれるのです。

たった一つの要素が足らないだけで、多くの被害者の人は被害届すら出せずにいるのです。
被害届の数が少ないから、警察が悪党を潰すより、悪党が増える速度の方が勝り、結果として被害がより増えて深刻化し続けているのです。

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